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エデュカーレ2019年6月号~ 君たちはどう生きるか

プロとアマの違い

 プロフェッショナルとアマチュアの違いはいろいろと言われています。今回はぼくが気に入っているものを二つ紹介したいと思います。
 一つは、「お金をとれたらプロ」という明石家さんまさんの定義です。
 明快ですよね。この仕事でお金がとれるかな、って考えている人はやっぱり、何も考えずに与えられたことをこなしている人より、良い仕事をするようになると思います。
 もう一つは、ジャイアント馬場さんの定義です。99年に61歳の若さで亡くなられているから君たちは知らないと思うけど、日本のプロレスの黄金期を築き、全日本プロレスという団体を旗揚げした伝説的プロレスラーです。
 馬場さんはこんなたとえで話しています。
 入団テストで腕立て伏せをやらせてみる。いっぱいできた方が受かると思うからみんな全力でやる。でも、どんなやつだって限界が来る。もうどうやってもこれ以上は無理、となるときがくる。そのときに、あと10回腕立て伏せできるのがプロ。
 ある分野でトップをとる人たちというのは、やっぱりすごいなと思います。
 さんまさんは、こういうのがプロだ、という諸条件を挙げたりしません。ただその仕事でギャラをもらえているならプロだと言います。そこには、自分とは違うやり方であっても認めようという気持ちがあるように思います。
 でも、それって実は厳しいことです。この3つのことができたらプロだよって言われれば、その3つのことを一生懸命練習してできるようになればいい。でも、そんな条件は言ってくれなくて、ただ稼げたらプロだと言われる。日々チャレンジして頭を使っていなかったらさんまさんの言うプロにはなれないと思うんです。
 馬場さんも同じことを言っているんじゃないかとぼくには感じられます。腕立て伏せが300回できればいいなんてことじゃないんです。300回やって限界がきて終わってしまう人より、100回やって限界がきて、でもそれから10回歯を食いしばってできる人をプロと呼ぶんです。
 ここには、成長できる人かどうかという重要な要素が後ろに隠れている気がします。
 翻って、君たちの日々の生き方はどうでしょうか。今の自分の限界を毎日少しずつでも超えていけるように、頭を使い努力しているでしょうか。
 自分独自の人生を歩もうと思えば、日々チャレンジと創意工夫をくり返さなければなりません。君たちはどう生きますか?(S)