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頭の使い方の良い人、悪い人

 多くの子どもたちをみてきて、「頭がいい」という言い方は少し違うなぁと考えるようになりました。どちらかというと、「頭の使い方がいい」という言い方の方が正しい気がするのです。
 頭の良さと言うと生まれつきの要素もありそうに思えます。でも、頭の使い方は完全に後天的な(生まれた後に身につける)ものです。頭の使い方をちょっと変えただけでグッと実力が伸びたという例を何度も目にしてきました。
 では、良い頭の使い方とはどのようなものでしょう。
 例えば、頭の使い方の悪い人は「解ければいい」と考えがちです。だから、すぐに解き方を探したり憶えたりしようとします。それに対して、頭の使い方の良い人は、原理を理解しようとします。だから、じっくり話を聴くし、時に質問をします。
 あるいは、課題が終わって時間が余っているときに、頭の使い方の悪い人は「やったー、終わったから休める」と考えがちです。それに対して、頭の使い方の良い人は、今やった問題を頭の中でもう一度解いてみたり、憶えようとしたりします。
 何が違うのでしょう。
 おそらく、勉強の目的が違うのです。頭の使い方の悪い人は、意味も目的もなく、「やらされ勉強」を嫌々やっているのです。だから、早く「こなす」ことが目的になり、怒られない程度の結果を出すことだけが目的になります。勉強は嫌なことであり、義務なのです。
 それに対して、頭の使い方の良い人は、「わかる」ことの楽しさをしっています。だから、その楽しさを求めて、より深く知ろうとしているのです。ここには「自発性」があるのです。勉強はたのしみであり、権利です。
 君がどちらのタイプかは、ここまでの人生でどういう大人と接してきたかによります。でも、それをどうこう言うつもりはありません。大切なのは「これから」です。今から、深く知ろうとする楽しい勉強を目指してください。それが一流と二流をわけるのです。
 君は目の前の勉強に、どう頭を使いますか?(S)

学習力創造アカデミー 学創(GAKUSO)