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成績を上げる方法

 成績を上げる方法自体は簡単なものです。素直に実行すれば、簡単に、誰でも成績が上がります。ただ(この「ただ」は重要なのだけど)、素直に実行するというのが、人によってはとても難しいんです。
 しかしまあ、とりあえず、まずは成績を上げる方法を教えちゃいましょう。
1.授業中は集中して話を聴く
 成績の上がる人にとっては当たり前のことなんだけど、これができない人がとても多い。眠っちゃってる人なんかはわかりやすい例なんだけど、実はこれより深刻な人たちがいる。ノートとるのに一生懸命だったり、問題解く(フリをする?)のに一生懸命だったりして、全然話を聴いていない人がいるよね。その人たちは眠っちゃってる人より深刻な症状なんです。眠ってる人は、やると決めたら話を聴くようになりやすいけど、勉強している(フリの)人たちは、やると決めても癖でその行動をとり続けるからです。
 集中して話を聴くというのは、「聴」の字のように「十四の心で耳を傾ける」こと、つまり全身全霊で聴くことです。
2.教科書を読む
 これも大学入試まで順調に行く人にとっては当たり前なんだけどできない人がとても多い。これと真逆の勉強法が、いきなり問題集をやって解説を見て考えるというものです。問題集をやるのがダメと言っているのではなく、教科書を理解もしていないのに問題集に手を出して勉強した気になるのがダメなのです。
 伸びる人は、時間のあるときに教科書を読んでわかろうとしています。問題が解ければいいなんて考えていないのです。
3.時間をかけて完璧になるまで復習する
 これについては、成績を上げる方法として反対する人があまりいない。それなのに、やっぱりこれができない人が多い。これから死ぬ気でやります、とか、猛勉強します、とか言っている人ほどできない(笑)。
 復習、あるいはくり返しこそ成績を上げる奥義です。伸びる人は、完璧になるまで時間をかけています。
4.小目標をもつ
 評定(成績)は、成果(テストの点)からつけられるものですから、結果を出さなければいけません。だから、何点取るかを決め、出題傾向を分析したうえで、対策しなければいけない。この話はとても塾っぽくて、ここを塾に期待される親御さんも多いのだけど、まあ、はっきり言って、これができないのは、上の3つができていないからなんです。
 上の3つができているなら、次のテストで何点取るか決める、ってだけで相当の効果があります。
 さて、特にはじめの3つがなぜできないのかを考えてみましょう。細かな理由はいろいろあるのだけど、ほかの理由を無視できるくらい大きくて影響力を持っている原因が一つあります。それは、結果で測られてきたせいで、目先の結果にしか目がいかなくなっているという病気です。
 モーニング娘やAKBの「先生」として有名な夏まゆみさんが指摘していますが、子どもをちゃんと見ていない大人が多くいます。普段の頑張りや変化をぜんぜん見ていなくて、出てきたテストの点や成績表だけで、君たちのことを判断・評価する。
 頑張っても評価されない。頑張らなくても点数さえ良ければ評価される。そうなれば、頑張ることなんてしなくなる。そして、結果さえ良ければよいのだから、最悪カンニングする人も現れるでしょう。カンニングまでいかなくとも、ワークを暗記したりして(理解を犠牲にして)簡単に点を取りたいと思う人になってしまうはずです。頑張りが認められないのだから、時間だってかけるはずがありません。
 さて、もしこれを読んで、自分にそういう症状があると思ったら、意識して、上の4つのことに取り組んでみてください。自分が目先にこだわってしまっていることをしっかり自覚して、少しずつ意識して直すことが大切です。
 それが直せれば、成績を上げるのは簡単です。そして、成績だけでなく、もっとずっと大きな価値を手に入れることになるのです。意識してみてください。
 君たちは、今の自分とどう向き合いますか?(S)

学習力創造アカデミー 学創(GAKUSO)