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努力だけじゃ足りない

 努力は裏切らない。好きな言葉です。一面においては確かに真実だと思います。しかし、格好悪さの伴っていない努力は、意味がないとぼくは思います。
 ぼくは君を見ていて、惜しい、残念だ、と思うことがあります。一生懸命、忙しそうにやっているのだけど何も変化が見られない、成長を感じられない。そんなことがあります。
 たしかに時間はかけている。机に向かっている。でもなんというか、そこには真実味が感じられないのです。たぶん、そこからは「勉強らしい勉強」しか見えてこないからなのです。
 おそらく君は勉強しているフリをするのに一生懸命なのです。誰かへのエクスキューズ(言い訳)を無言のうちにしているのです。そして、それがとうとう自分に対する言い訳になってしまっているのです。
 努力は形ではありません。新たな形態を生み出す行動です。固定ではなく、変化です。かっこいい形に留まるものではなく、新しい形を探し求めつづける運動です。
 だから努力は本当は格好悪い。恥ずかしい。勇気がいる。でも、その格好悪さは、見ている人に感動を呼び起こします。その格好悪さをしっかり受け止めた人を見ると、ぼくは、そしてたぶん多くの人が、格好いいと思う。
 これは誰かが言っている格好良さではありません。ぼくたちが自分の人生と照らし合わせて、憧れる格好良さなのです。
 ぼくは君に格好悪くなってほしい。
 本当は、これはぼくがぼく自身に向けて言っていることです。
 君たちはどう生きますか。(S)

学習力創造アカデミー 学創(GAKUSO)