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エデュカーレ2017年11月号~ 学園長だより

君たちはどう生きるか

 吉野源三郎『君たちはどう生きるか』が話題です。
 宮崎駿さんの次回作(最終作?)の題名が「君たちはどう生きるか」になると発表されたことが大きいでしょう。夏に出版された漫画版もよく売れているようです。宮崎さんが原作をどうアレンジするのか個人的にわくわくしています。同時に、映画からでも漫画からでも、この名作に多くの人が触れることを願ってやみません。
 ところで、お気づきのこととは思いますが、このコラムの題名も「君たちはどう生きるか」です(昨年度まで「学園長だより」だったものが、今年度からかわりました)。そして、もちろん、これは吉野さんの原作から頂戴したものです。私たちはこの本が好きで、学創ではすでに何度か創造式の課題図書として、小学生中学生がこの本を読んでいます。
 かくいう私個人は、大学生の時にこの本を読みました。吉野さんのしっかりとした社会科学の知識と、主人公コペル君の日常生活描写が見事に融合し、社会科学が遠くの学問ではなく、身近なものなのだと納得した記憶があります。
 小中学生の琴線にも触れるようです。何人かの小中学生たちが、学創で読んだあと、個人的に読み返していると報告してくれました。これもうれしい経験です。
 一か所引用したいと思います。

  僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。
  だから誤りを犯すこともある。
  しかし――
  僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている。
  だから、誤りから立ち直ることも出来るのだ。

 勉強がもし結果がすべてなのだったら、無理矢理に勉強させる方法もあるかもしれません。でも、本当に大切なのは、「自分で自分を決定する力」なのだと思います。自分で選び、間違え、立ち直る。これこそが成長だと思います。そんな力をみんなに身につけてもらいたいと願っています。そのうえで、塾のせんせいとしては、自分で勉強を選んでくれたらうれしいなと思います。
 君たちはどう生きますか?(S)