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「學」「創」 からのメッセージ

 學創のロゴマークを褒めていただくことがあります。この學創のロゴマークは書家の門田光華先生に揮毫していただいたものを、新宿曙橋でデザイン会社を経営されている伊藤博通社長にロゴ化していただいたもので、ぼくもとても気に入っています。
 「學」の字の「子」の部分はとてものびのびしているように見えます。上を向いて楽しんでいるように見えませんか。この部分はもともと胎児を意味していたと言います。生まれたての赤ちゃんが新しい世界で思いっきり成長していくように、君がのびのびと成長していくことが願われているように思えます。学ぶことが本来とても楽しいことだってことを思い出させてくれます。
 また、「×」の重なっている部分も好きです。村上春樹さんがかつて「理解は誤解の総体」だと書いていました。ぼくも君たちと接していて、本当の理解はたくさんの誤解のうえに、そして、本当の成長はいろいろな失敗のうえに成り立っていると確信しています。だから、この「×」ふたつは、「失敗を重ねよう」って読めるんです。失敗を堂々と重ねられるところに本当の成長があるって言っているようです。すごく學創っぽいメッセージだと思っています。
 そして、この字にはもうひとつとても気に入っているところがあります。この「學」の字、実は一画足りないんです。この字は完成していません。そう、ぼくたちはいつまでも「未完成」なんだと言っているように読める。いつまでも工夫して努力して完成を目指している。だけど、絶対に完成はしない。そんな、学び続けるぼくたちを表しているように思えます。ぼくはこのメッセージを本当に気に入っています。
 かのピカソは、「完成」を拒否した画家でした。常に新しい画法を模索し続け、「完成」は「死」だと考えました。ピカソは立ち止まらなかった。常に自分を変化させ続けた。ピカソにとっての本当の作品は、自分自身だったのではないかと思います。書かれた絵たちは、自身の成長の軌跡だったのだろうと思います。
 ぼくたちも、ずっと成長し続けたいと思いませんか? のびのびと失敗をたくさんしながら、ずっとずっと変化を楽しんでいく。そんな人生がいいと思いませんか?
 「創」の字もその成立をよく伝えてくれます。この字はもともと「刀」で「倉」を作ったことを表しています。そのことから、「はじめて作りだす」「はじめる」「傷」などの意味を持つようになりました。「倉をつくる」というのが良い! 倉は財産をためるところです。君は人生の財産をいま蓄えているわけです。
 ただの学力ではなく、人生に生きる学習力を創造したいという思いからつけた「学習力創造アカデミー」という名ですが、門田先生や伊藤社長の手によって、また新しい意味をつくりだして頂きました。學創を象徴しているロゴマークだと思います。このメッセージをぜひ受け取ってもらえたらと思います。
 君たちは、どう生きますか?(S)

学習力創造アカデミー 学創(GAKUSO)